明日の自由を守る若手弁護士の会 憲法改正の問題点などを広く知らせようと活動する「明日の自由を守る若手弁護士の会」は28日、京都市下京区の四条烏丸交差点で街頭宣伝を行いました。
 同会のメンバーらで作成した紙芝居「王様を縛る法~憲法のはじまり~」を街頭で披露。憲法の成り立ち、権力者を縛る立憲主義の考え方をわかりやすく解説しました。
 紙芝居の後、同会の弁護士らがマイクを握って訴え。同会の尾崎彰俊弁護士は、京都に米軍専用レーダー(Xバンドレーダー)基地建設計画が進められようとしていることを紹介し、「憲法9条改正が問題となるなか、突然米軍基地建設計画が打ち出された。京都が攻撃目標になるかもしれない、米兵犯罪の危険性など、京都に米軍基地はいらないと多くの人が訴えている。このような米軍レーダー基地建設には絶対に反対しなければならない」と訴えました。
 諸富健弁護士は、憲法96条改定、自民党憲法草案の危険性などを解説し「9条改定論者でも『96条は変えてはならない』と主張する人がいるなど、幅広く運動が広がっている。今の憲法の立憲主義や平和主義の内容と、自民党憲法草案の問題点について広く知っていただきたい」と述べました。