京田辺市議会報告会 日本共産党京田辺市議団は27日、同市内で議会の報告会を行いました。今回は初めて市南部の三山木福祉会館を会場として開催し、初めての参加者など約30人が参加しました。
 岡本亮一市議が、同市議団が要求してきた市南部地域での保育所の拡充や、通学路安全対策事業、簡易住宅耐震改修への助成などが市補正予算で実現したことを紹介。また、小学校給食をコスト削減一辺倒の立場で調理業務の民間委託を継続する内容であったため、同市議団が民間委託を中止する予算修正案を提案したことも報告しました。さらに同市議団が提案したオスプレイの撤回を求める意見書が6月議会で賛否同数で否決されたものが、国民の世論と運動が発展する中で9月議会では賛成多数で可決されたことも報告しました。
 浜田良之府議が府議会報告を行い、同府議団として福島県を訪問し現地調査を行ったことを踏まえ、府議会でも「原発即時ゼロ」を目指すべきだと知事に迫ったことなどを報告しました。
 参加者との懇談会では、「市営住宅の耐震改修をはじめとした改善に取り組んでほしい」という要望や、「地震が起きたときの防災計画はどうなっているのか、避難ルートなども細かい地域ごとに知りたい」などの質問が出されました。また、「中学校給食の実施や、小学校給食を市直営で提供することは防災面からも必要な課題ではないか」、「市職員の半数以上が非正規雇用になっているのはおかしい」、「事故が起きた道路の安全対策はその後しっかりやられているのか、住民に知らせる取り組みも必要」、「先日、原子力規制委員会が公表した原発事故の際の放射能拡散予測は、事故発生時の気象条件が一週間も続くなどありえない仮定をするなど問題も多い。それでも30キロ、40キロに甚大な被害がでる。原発事故に備えた防災計画の見直しを、国も京都府も本腰を入れてやるべきだ。ヨウ素剤の備蓄などは最低、全府規模でやるべきだ」などの声も出されました。
 最後に、塩貝建夫党市議団長が「みなさんから出された声に応え、これからも力あわせて、住民の願いを実現する京田辺市政、京都府政をつくるためにがんばりたい」とあいさつしました。(青木綱次郎)