新日本婦人「教育のつどい」 新日本婦人の会京都府本部は15日、いじめ問題について学びあう「教育のつどい」を京都市東山区で開き、春日井敏之・立命館大学教授(臨床教育学)の講演を聞きました。
 「いじめ問題から見える子どもの世界と実践的課題」をテーマに春日井教授は、「いじめ問題で大事なことは、問題が起こるまでに学校がどういう指導をしてきたかだ」と指摘。「大津のいじめでも、子どもたちは教師や保護者に何らかのSOSを発信していた。それを受け止めることができなかったことが問題だ」と強調しました。その上で、「いじめとは、(1)からかい(2)仲間はずれ、暴言(3)暴力、傷害(4)恐喝、窃盗の4つに区分できる。いじめというあいまいな言葉を教育現場では使わないことが必大事だ」と強調し、「生徒、教師、保護者も含め暴力は絶対に許さないという姿勢に立つこと。個々の問題に応じた支援を教師がチームを組んで取り組むことが求められている」と述べました。