関電京都支店前デモ 「大飯を止めろ」「高浜動かすな」――29日の原発廃炉、再稼働反対を政治中枢に突きつけようと取り組まれた「国会大包囲行動」に呼応して同日、京都市下京区の関西電力京都支店周囲でデモ行進があり、猛暑の中、赤ちゃんから高齢者まで380人が参加しました。
 「大飯原発の再稼働はイヤどす」と書かれた横断幕を先頭に、手作りのプラカードやうちわを手に、笛や太鼓、タンバリンなどを鳴らしながらシュプレヒコールを響かせました。街頭からの参加も多く、集合時の300人から徐々に増えて行きました。
 イタリアで日本語教師をしている斎藤ゆかりさんは、現地で若狭湾の原発再稼働ストップを京都府知事に求める署名を集めており、7月18日に1100人分を提出。7月末に戻ってさらに集めたいとしています。「京都は祖父の生地で母が仕事をしていた御縁があります。京都を知っている人も多く、京都を原発被災から守れという思いを込めて署名を始めました」と話していました。
 リデュリデュというオーストラリアのアボリジニの楽器を持って参加した男性(43)は兵庫県からの参加。「昨年の3・11以降、関西一円のデモに参加しており今回50回目かな。原発事故以降、いてもたってもいられなくて、参加することが全てです」と楽器を鳴らしながら歩いていました。
 七条通商店街で店の前に出てきていた女性は「何事かと思ったらデモ。暑いのにごくろうさんどすなあ。原発は確かに怖いし、いりまへんな」と話していました。