戦時中、朝鮮から日本に留学し、治安維持法違反容疑で逮捕され獄死した詩人・尹東柱(ユン・ドンジュ)の「想いを今につなぐつどい」が6月9日午後1時半、宇治市の日本キリスト教団宇治教会礼拝堂で開かれます。尹東柱を紹介した随想を劇団民藝の女優・日色ともゑさんが朗読します。
 尹東柱が1943年5月、学友と訪れた宇治川で撮影した写真が最後のものとなったことから、宇治川畔への碑建立をめざして活動する「詩人尹東柱記念碑建立委員会」と「詩人尹東柱を偲ぶ京都の会」が毎年この時期に開いてきたもの。
 2部構成。1部で日色さんによる随想朗読、2部で日色さんと韓国思想研究家・小倉紀蔵京都大学大学院教授との対談が行われます。
 随想は「空と風と星と詩」の題名で、詩人の茨木のり子さんが執筆。高校現代文の教科書にも掲載されました。
 参加費は一般1000円、中高・学生・身障者700円。問い合わせ先は詩人尹東柱記念碑建立委員会事務局TEL0774・24・7094(紺谷)