バイバイ原発パフォーマンス 伏見ゆかりの書家、女優、喫茶店主、弁護士、大学教授、環境を守る会やNGOや福島からの避難者など個人が実行委員会を立ち上げ、呼びかけた「バイバイ原発12・10ふしみ」が10日取り組まれ、大手筋商店街など伏見南部のコースと龍谷大学周辺の北部コースの2ルートをパレードしました。
 南部コースでは、市民の人達に少しでも脱原発の思いをアピールしたいとの一致点で約70人が参加。同実行委員会では「パレードの基本は【カラフルで、楽しく、にぎやかな】です」とのアピール・スタイルの方針で、色とりどりのパレードとなりました。
 サンタクロース姿や真っ赤な着物風スタイルで赤い傘の女性ダンサー、腰に風船をいっぱい付けた男性グループ、1メートル以上もあるアボリジニの楽器ディジュリドゥを吹く女性、シャボン玉を飛ばして歩く人、原爆で生まれたゴジラのコミックに「bye-bye Nuclear Power Plant & NuclearWeapon」と書かれたプラカードを持つグループ、「脱原発脱拝金 NO NUKES」にユニークな絵入りのプラカードを掲げるグループ、「子どもたちに残そう 安心できる 放射能のない未来を」と工夫したプラカードを持つ若いお母さんたち、脱原発を書いた透明のビニール傘をさす人、画家が描いたピンクと青の円内に脱原発の絵に大きく泳ぐ真っ黒な龍をあしらった大きな横断幕を持つ人など、思い思いのパフォーマンスでの参加でした。
 桃山生協前の公園から関電伏見営業所前を通って大手筋商店街を通過して京阪伏見桃山駅までのコースで、つぎつぎとハンドマイクでリレートークしながら脱原発を訴えました。
 パレードには弁護士で京都市長選に立候補表明している中村和雄さんも参加し、一緒に歩きました。中村さんは笑顔いっぱいでシャボン玉を飛ばしたり、ハンドマイクで若狭原発の危険性など脱原発をわかりやすく訴えました。買い物客で混み合う大手筋商店街では「何のパレード?」と注目を集めました。立ち止まりながら聴き入る人や手を振る人など大きな反響もありました。
 パレード終了後、参加者は京阪電車に乗車して龍谷大学深草学舎で行われる後半のパフォーマンスイベントに参加しました。後半のパフォーマンスは書家の揮毫(きごう)、メッセージ、震災犠牲者への礼拝・黙祷につづいて同大学で原発ゼロ・「京都アピール」講演会が行われました。(仲野良典)