脱原発アピールを 伏見でパレード
東日本大震災から9カ月、京都で福島県からの避難者が多い京都市伏見区で10日、市民と避難者が一緒に脱原発を訴えるパレードが行われました。龍谷大学周辺と大手筋商店街の2コースで行われ、のべ120人が参加しました。
龍谷大学周辺で行われたパレードは、呼びかけ人の女優・紫野明日香さんを先頭に「原発いらない」とアピールしました。
パレード後、参加者は龍谷大学で集会を開き、震災で亡くなった人へ黙祷しました。
呼びかけ人の三島輪八龍谷大学教授があいさつし、「運動は最初、訴える人が少なくても、訴え続ければ広がるもの。これから先も脱原発を訴え続けよう」と呼びかけました。
また紫野さんは、東京で子どもを守るために脱原発ウオークを行ったことを報告。「上の世代が戦争をなぜとめられなかったのか不思議だったけど、私たちも『安全神話』に浸かっていた。子どもを守るため、原発をなくすために幅広い人とつながりあおう」と訴えました。
福島県から避難してきた被災者らが、「原発事故まで、選挙で原発推進の人に何も考えず1票入れてきたことが悔しい。みんなで脱原発の国、京都市を実現したい」と語りました。