憲法9条京都南部交流会 第3回憲法9条京都南部交流会が3日、宇治市大久保町の南宇治コミセンで開かれ、各地で9条守る運動に取り組んでいる43人が参加しました。
 司会を「憲法九条守る城陽の会」の堀江さんが行い、「相楽9条の会」の田中康夫さんが開会あいさつをしました。 
 第1部は、浄土宗正念寺住職で大阪労連初代議長、大阪宗教者9条の会呼びかけ人でもある一法真證さんが、「大阪の教育基本条例の狙いと問題点」と題して講演し、サキソフォン演奏も披露。一法さんは、教育基本条例は「君が代」を歌わない教職員を処分できるという憲法違反の条例であるなど詳しく話しました。演奏ではマイウェイ、コーヒールンバや翼を下さいなどの曲で、参加者を魅了しました。
 第2部では各地の運動を交流。 司会を「憲法九条守る小倉の会」の新井温雄さんが行い、「憲法9条京都の会」の寺内寿さんがあいさつ。寺内さんは、9条運動がますます重要な時期であり、これまで「9条の会」の運動の広がりが世論の広がりを築いてきたことを強調し、署名と9条の会のすそのを広げようと呼びかけました。
 「憲法9条を守る城陽の会」の滝沢京一さんは、結成以来5年で600人の会員を組織し、総会、戦争展、トーク&コンサート、戦争遺跡めぐりの4回の例会を取り組んでいることを紹介。「相楽九条の会」の田中さんは、7年目になる相楽の取り組みとあわせ、「精華九条の会」の原爆アオギリ、「精華西九条の会」の戦争展、「木津九条の会」の入学式・卒業式宣伝(高校生)、「和束九条の会」の平和の鐘、「南山城九条の会」の平和の集い、「加茂九条の会」の成人式宣伝、平和の七夕、9の日呼びかけ行動などの特徴を報告。「久御山憲法9条を守る会」の北村信三さんは、ニュース発行、平和展を続けており、この交流会を機に、事務局会議の再開等運動を広げる思いを語りました。
 また、「伊勢田九条の会」の佐藤佳久さんは、80回になった月1回の運営委員会を軸に運営していることや、毎月のニュース発行、駅頭宣伝と宣伝カー運行、舞鶴港へのバスツアー、九回目となった「伊勢田平和のつどい」「墓誌で探る旧伊勢田村の戦争」(岩田行平著)の発行と普及などを紹介しました。
 大阪知事・市長選挙の結果についての意見や、活動の報告があり、洛南労組連の服部恭子さんの閉会あいさつしました。
 交流会は、豊富なそれぞれの経験を交流しあうことができて、有意義な交流会となりました。(水谷修)