京都市立看護短期大学あかね同窓会員有志の会はこのほど、中京区の職員会館かもがわで第2回総会を開きました。
 同会は平成21年3月に門川京都市長が発表した京都市立看護短期大学廃止方針に対して反対の同窓会員有志が、同短大の存続と4年制大学化を目指して同年9月に結成、多くの署名を集めるなど広く反対運動を展開し、京都市議会で自民党と共産党の反対で廃止案が否決される原動力になりました。しかし京都市は一度否決された看護短大廃止案を再び上程し、自民党の一部が賛成にまわり、看護短大廃止法案は可決されてしまいました。
 しかしその後も同会は、看護短大を公立で4年制大学化することと、京都市の看護師養成の公的責任を求めて活動を続け、8月31日には京都市長に要望署名1500筆を提出してきました。
 総会では京都市が門川市政の「実績」を宣伝するために発行した「京都市政報告書」には看護短大を廃止したことには全く触れていない事に怒りが集中し、来年2月の京都市長選挙の立候補者すべてに同会の要望を伝え、政策に反映するよう要請する取り組みを含めた運動方針を採択しました。(松元敦子)