中村和雄 来年2月の京都市長選に出馬を表明している中村和雄さんが9月23日、伏見区内の街頭5カ所でリレー演説しました。
 中村さんは、地下鉄醍醐駅、六地蔵の近鉄モモ、向島ニュータウンのスーパー近商、向島のスーパーパル、大手筋商店街のサティの前で演説。各地点では地元の人の報告と応援演説がありました。
 醍醐駅前では、地元の北醍醐在住の久保絹子さんが「醍醐のエコランド、音羽に建設されたゴミ消却灰溶融炉稼働の中止を中村さんに市長になってもらって実現してほしいです。昨年、設計ミスや操作ミスでダイオキシンが基準値の42倍も検出されたことを知りました。近くに住む者として空気・水・土が大変心配になり、見学会や勉強会に参加していろいろなことが分かりました」と述べ、市の一方的に稼働強行姿勢を糾弾しました。そして「醍醐で安心して住み続けるために中村和雄市長をつくって稼働中止を実現させましょう」と呼びかけました。
 中村さんは、福島原発の未曾有の事故から脱原発と循環型エネルギー社会への転換を訴え、「京都市域にはあまり大きな影響はない」と脱原発の立場に立たない現市長や「リスクはわずか」「琵琶湖で希釈する」などとした京都市防災対策総点検委員会の中間報告を厳しく批判しました。また京都経済、雇用、医療の政策を述べるとともに、醍醐での溶融炉問題についても、住民の願いを受け止める「区民協議会」を設置し、市民が決定していく真の住民自治の観点で解決すると表明し、「京都市政の刷新を」と訴えました。
 同区では今後、10月2日(日)の午前中に4カ所での街頭演説が予定されています。(仲野良典)