江川詔子 「裁判員制度を考える京都の会」は14日、ジャーナリストの江川紹子氏を迎えて「冤罪(えんざい)はこうしてつくられる 取り調べの可視化と裁判員制度を考える市民集会」を開きました。
 江川氏が冤罪と取り調べ可視化、裁判員制度の問題などについて講演。同氏はこれまで取材してきた事件の例をあげながら、「冤罪をなくすためにも取り調べの可視化をすすめるべき。検察の調書の取り方を見直すとともに、調書や文書中心で進める裁判制度自身も改善しなければならない。裁判員制度問題では、残虐な殺人事件などで難しい判断を迫られるものが多く、市民感覚をどのように生かすのか疑問に思うケースも多い」と語りました。
 
 古川美和弁護士が「冤罪防止のための裁判員制度に」と題して講演。参加者から取調べ可視化・冤罪などについての質問が出され、江川氏らが答えました。