福知山母親大会 第56回福知山母親大会が3日、同市の中丹勤労者福祉会館で行われ、50人が集いました。
 「普天間のお母さんの声を日本中のお母さんの声に」という演題で、「基地のない平和で豊かな沖縄をめざす会」の芳沢あきこさんが講演しました。参加した男性から「なんで沖縄に米軍基地があるのか」との質問に対し、芳沢さんは、「沖縄は天皇制維持のための捨て石にされた」とのべ、1947年、昭和天皇がマッカーサーに「必要ならば25年、50年、それ以上沖縄をお使いなさい」と進言した(豊下樽彦「昭和天皇・マッカーサー会見記」)ことを紹介。三国同盟のヒットラーやムッソリーニの最後の姿に天皇がおびえていたという事実や平気で沖縄の人達を見捨てるこの言葉に深い憤りの声が出されました。
 講演が終わろうとした時、突然参加者の一人が「固き土を破りて、民族の怒りに燃ゆる島、沖縄よ!」と歌い出し、それはすぐ全員の大合唱となり、「沖縄を返せ 沖縄を返せ!」と沢山のこぶしが上がり会場をゆるがしました。(朝倉洋子)