五山の送り火 夏の京都の風物詩、「五山の送り火」が16日京都市内で行われ、夜空を照らしました。
 午後8時、左京区の如意ケ獄に「大」の火がともされると、北白川通沿いから眺めていた市民や観光客から「きれい」「大きいなー」と歓声が上がりました。「大」の文字に続き、「妙法」、舟形、左「大」文字、鳥居形に点火されました。
 五山の送り火は、お盆に帰ってきた先祖の精霊を見送る際、あの世へ通じる暗い道を明るく照らし、無事に帰れるように願って始められたといわれています。
 毎年家族と見ている地元の女性(66)は、「送り火は大切な行事。家族みんなでご先祖様に手を合わせました。でも今年は薪を2割減らしたせいか、火の勢いが弱い気がします」と話していました。