中宇治9条の会は5月30日、宇治市のゆめりあ宇治で第9回憲法集会を開催し、40人が参加しました。
 第1部は、ニューヨークでのNPT再検討会議に参加した俊正とし子さんが「今伝えたい平和への想い─その2」と題して報告。ニューヨークへは日本から1500人(19歳から90歳)、京都からは68人の代表が参加。俊正さんは着物を着てタイムズスクエアで核廃絶の署名を訴えたことや国連へ全国からの署名691万2802筆を渡した後、リバーサイド教会で開かれた公開シンポジウムで、牧師が広島・長崎への原爆投下を謝罪したことも紹介。「ニューヨークにいくことが最終目標ではありません。これからも核廃絶国民平和行進や原水禁世界大会への参加していきたい。5年後の第9回再検討会議には英会話の力も付けて参加したい。みなさんも一緒に行きましょう」と話しました。
 第2部では、寺内寿さんが5月初旬の沖縄平和ツアーについて報告。「人間らしく生きたいとの願いに真っ向から対立しているのが基地問題。沖縄は真の意味での本土復帰が果たされたのか疑問だ。しかし辺野古の浜で基地移設反対を掲げて22010日も座り込みを続けている粘り強い運動、『失望しても絶望しない』という言葉、高校生らが修学旅行で訪れ戦争と平和を学ぶ姿など困難はあるが希望は育まれてきている」と述べました。
 また、桐林繁さんは基地移設反対の名護市長の誕生や4・25の県民大集会、徳之島で島民の6割が結集した集会、普天間基地を包囲した人間の鎖行動などについて新聞各紙を使って紹介。「マスコミ報道も変化している。沖縄にも本土にも基地はいらない、とのたたかいは安保廃棄への運動につながっていく」と指摘しました。
 参加者らは、恒例のレンコンケーキを食べ、交流しました。(寺内直子)