NPT報告会 「核兵器のない世界」の実現へむけた運動を広げようと原水爆禁止左京協議会(左京原水協)は22日、NPT(核不拡散条約)再検討会議の報告会を行いました。
 報告会には、左京区からNPT会議に参加した9人を含む33人が参加。京都原水協の小杉功事務局長が、今回のNPT会議の意義やニューヨーク行動の様子、日本から届けられた700万人分の「核兵器のない世界を」署名への注目などをスライドなどで紹介し、「パレードが遅れ、国連本部前での署名提出の時間に遅れたが、NPT会議議長らが予定をキャンセルして受け取ってくれた。翌日のNPT会議開会のあいさつで議長が『署名を受け取った。市民社会の熱意に私たちは応えなければならない』と発言されたことに、私たちの運動と署名の成果が輝く力となっていることに確信をもった」と強調。前回のNPT会議以降、アメリカにも反核運動の団体が組織され50万人の署名が取り組まれていることにふれながら、「アメリカの変化、政府の変化、市民の変化を大きく実感した。ニューヨーク行動の成果や署名の力を生き生きと語る報告会を無数に開き、その運動を2010年原水禁世界大会へ結集させましょう」と呼びかけました。
 左京からの会議参加者からも、「これまでの人生で味わうことのできない感動をもらった貴重な8日間だった」「ニューヨークの若者や警官に、核廃絶の運動をどう考えるか聞いてみた。日本とは違い、ハッキリと意見を言う姿に驚いた」「Excuse meとニューヨークで、寄せ書きを訴えた。署名とは違いメッセージも書いてくれ、気持ちも通じ合った気がした」「反核平和という運動と向きあっている青年や若い同世代の人と知り合えたことが最大の財産。宗教観を超えた連帯に感銘を受けた」などの感想や決意が交流されました。
 左京区では、今後もそれぞれの団体や地域で、報告会が予定されています。(中森)