知的障害者の大学校 知的障害者の教育の場を保障しようと活動している「京都 知的障害をもつ人々の大学校」が4月29日、北区の立命館大学で「われらの京都大学校」を開催しました。
 「原爆の今」と題して三宅成恒医師が原爆症訴訟に関わる話題を提供しました。学生(知的障害者)から「原爆の子の像」のレポート発表も行われました。グループ「うた草」と合唱したり、平和ュージアムも見学しました。参加者は25人でうち、障害者は9人でした。
 同大学は昨年6月に発足。知的障害者が学校を卒業後、教育を受ける機会が少なくなるため、知的障害者が交流しながら専門の先生の話を聞いたり、気配りできる指導者のもとで学ぶ機会を増やそうと開いているもの。講師には大学の先生も協力しています。当面は年4回の「大学校」を開催しており、次回は体育の先生を招いてスポーツの取り組みを企画しています。(渡辺加代子)