京都のリハビリを考える会 京都市が進める身体障害者リハビリテーションセンター附属病院(中京区)の廃止方針案の撤回を求め、京都府保険医協会や患者などでつくる「京都のリハビリを考える会」は18日、2832人分の署名を添えた要請書を門川市長あてに提出しました。
 患者やその家族、職員ら約20人が参加。同保険医協会の垣田さち子理事長があいさつし、「京都のリハビリにおいて、センターと附属病院はなくてはならない施設。存続、拡充こそ必要だ。市は患者の立場に立ってほしい」と訴えました。
 患者や利用者らが口々に病院の存続を訴え。脳障害の娘を持つ牧圭子さんは「民間病院にない高い専門性を持つセンターの病院は、重症患者のよりどころ。患者のセーフティネットを奪わないでほしい」と述べました。 
 センターは、外来・入院診療を行う病院、機能訓練のための障害者支援施設、障害者手帳の等級の判定・相談を行う更生相談所、義肢などの補助装具製作施設の4つの機能を持つ総合施設。市は7月、「民間にできることは民間で」などと主張し、附属病院や補助装具製作施設の廃止などセンター機能を縮小する基本方針案を発表しています。