府民本位の新しい民主府政をつくる会は12日、「2010年京都知事選挙結果について」との声明を発表しました。全文は次の通り。

2010年京都知事選挙結果について

2010年4月12日 府民本位の新しい民主府政をつくる会

 4月11日投開票の京都府知事選挙で、民主府政の会(府民本位の新しい民主府政をつくる会)の門ゆうすけ候補は、得票307,826票、得票率36.7%を獲得しましたが、残念ながら勝利することはできませんでした。
 門ゆうすけ候補への大きなご支持、ご支援をいただいた京都府民のみなさん、また、「京都でこそ」と大きな期待とご支援をいただいた全国のみなさんに心からお礼を申し上げます。
 今選挙戦は、構造改革路線が府民の暮らしと京都を破壊し、「暮らしをなんとかしてほしい」という府民の悲鳴、総選挙から半年「民主に失望」「自民党にもどりたくない」「政治を前にすすめたい」との府民の思いが渦巻くなかでの選挙戦でした。
 門候補の「いのちの平等」「くらし再生」「京都から政治を前に」の訴えは、多くの府民の心をとらえ、「医師の会」のみなさんをはじめ、支持・支援の輪が大きく広がりました。また、昨年7月2日の出馬表明以来9カ月、門ゆうすけ候補の猛奮闘は陣営を励まし、選挙戦を大きく牽引するものでした。
 門候補の訴えと府民の運動は、与謝の海病院の医師不足問題をはじめ医療対策での一定の改善措置をとり、子どもの医療費無料化の拡充を表明せざるをえなくなるなど府政を大きく動かしました。 
 同時に、私たちの運動は、現職陣営を大きく凌駕し、力関係を転換し、府民の多数の支持の流れをつくることや、民主の迷走、自民の混迷のもと、「門候補への一票で政治は変わる」ことを大きな流れにするにはいたりませんでした。それは、前回より若干上がったものの、41.09%と史上2番目の低投票率にとどまったことにもあらわれました。
 今知事選挙は、府民の願いと要求にもとづく、大義ある、歴史をきりひらくたたかいでした。府民の暮らしと京都の現実は、私たちのたたかいをさらに前にすすめることを求めています。
 民主府政の会は、門ゆうすけ候補のかかげた政策―府民の要求の実現とそのたたかいに、府民のみなさんとの共同をいっそう広げ、引き続き全力をあげて奮闘するものです。