日本共産党京都府委員会(渡辺和俊委員長)は12日、「京都府知事選挙の結果について」との声明を発表しました。全文は次の通りです。

京都府知事選挙の結果について

2010年4月12日 日本共産党京都府委員会
  1.  日本共産党も参加する「民主府政の会」の門ゆうすけ候補と、自民、民主、公明相乗りの山田啓二現知事との一騎打ちとなった京都府知事選挙は、11日投票の結果、門候補が30万7826票、得票率36.7%を獲得しましたが、勝利することはできませんでした。選挙結果は、前回より得票で3万8086票、得票率で2.3%前進させるものでした。門ゆうすけ候補の猛奮闘、それに応えた「会」構成員・党員・党支持者のみなさんの草の根での努力、「府政転換」によせられた府民のみなさんの強い願いにこたえることができず、極めて残念です。
     日本共産党として、ご支援いただいた府民のみなさん、全国のみなさんに心からお礼を申し上げます。
  2.  総選挙での自公政権退場後、京都府ではじめての大型選挙となった今回の府知事選挙は、府民と日本共産党の共同で府政を転換し、日本の政治をさらに前に進める全国的な意義をもつ選挙でした。現職陣営は、国政で国民の期待を裏切る民主党と、古い政治に逆戻りさせようとする自民党の野合で選挙戦に臨みました。これに対して、門陣営は、府民と日本共産党が共同し、堂々と候補者と政策の優位性を示し、「京都から政治を変えよう」と訴えて攻勢的にたたかいました。このたたかいは、「くらしを何とかしたい」「政治を変えたい」という、総選挙以来の国民の模索と探求にこたえ、日本の政治を前向きに動かす重要なプロセスの一つとなったことは間違いありません。得票数・率の前進はそのことを示すものですが、これを全府民的規模に広げるには、私たちの力と運動が不足しました。
     府民のくらしと京都経済がゆきづまるもとで、少なくない府民のみなさんが、従来の立場を超え、勇気と良識を発揮して、「いのちの平等」「暮らしの再生」を掲げた門候補を支持されたことは、今後の府民要求の実現、府民が主人公の府政実現への重要な条件となるものです。
  3.  同時にたたかわれた南丹市長選挙で、「みんなの南丹市政をつくる会」のみなさんとともにたたかった小林つよき候補、八幡・亀岡府議補欠選挙での、わが党のひなご大介候補、原田ていぞう候補は、いずれも勝利することはできませんでした。与謝野町議選で、伊藤ゆきお、野村しょうはち、和田ひろゆき候補、議席増をめざした井手町議選で、谷田みさお、村田しんきち候補は勝利することができました。
  4.  日本共産党京都府委員会は、門候補と「民主府政の会」がかかげた公約実現に、力をつくします。また、3カ月のちに迫った参議院選挙での比例代表30万票実現と、定数2の京都選挙区での成宮まり子候補の勝利に全力でとりくみます。ご支援をお願いします。