京都平和遺族会は1月31日、京都市伏見区で第20回総会を開き、憲法9条を守り、シベリア抑留問題の解決や沖縄の米軍基地撤去などに向けた運動推進などの2010年度活動方針を確認しました。
 倉本頼一代表代理は、昨年はアメリカで初の黒人大統領が生まれ、日本では総選挙で自・公政権が退場し新政権が誕生するなど大きな変化があったとのべ、「本当の変化は、これから。9条を守る運動や沖縄の米軍基地撤去に向けた各団体・市民との交流を深めよう」と呼びかけました。
 参加者は、「遺族として被害と加害の問題をいつも考えている」「平和を守るには教育、マスコミ、政治を変えることが大切」「NHKで放映された『坂の上雲』問題など、歴史問題に今後も取り組みたい」など語り合いました。
 総会では代表世話人に須永安郎、代表代理に倉本頼一、事務局長に大坪政明、事務局次長に大橋正夫(いずれも再)を選出しました。