憲法9条を守る木幡・六地蔵の会 「憲法九条を守る木幡・六地蔵の会」(志岐常正・伊佐清美代表)は1月10日、御蔵山集会所で「新年のつどい─今年も憲法九条でいこう」を開催し、約50人が参加しました。
 つどいで、「労働相談から憲法を考える─すすむ貧困と格差社会」として、NPO法人滋賀県労働相談センター代表理事・辻義則さんが講演しました。辻さんは滋賀県における非正規労働者の深刻な現状を生々しく語りました。年収200万円以下の人が1千万人を突破し、生活保護世帯100万世帯を超え、その後も増え続ける事態の中で「貧困」が社会問題となり、「派遣切り」は政治災害だと述べました。その中で、闘いに立ち上がる労働者が増加し、「死の淵に立ったが、労働組合が助けてくれて今ここに自分がある」といった変化が起きていることに確信を持ち、くらしを守る運動と人間らしく働くルールの確立が裾野となって憲法を守り生かす道が開けると語りました。
 男性合唱団「すばる」は、「オールマン・リバー」「ダニーボーイ」「青い空は」を熱唱、「憲法九条五月晴れ」の歌唱指導を受け、参加者全員で楽しく合唱しました。会場が憲法九条をしっかりつかんで離さないという意気込みとあたたかい空気でつつまれました。
 同会は昨年11月3日に結成5周年を迎えました。今後も会では5周年アピールへの賛同者を拡げ、九条を守る署名を目標の1万筆まであつめきることを参加者と確認して閉会しました。(帆足慶子)