京都民医連新春のつどい 京都民医連は9日、京都市左京区の京都会館で新春のつどいを開き、820人が参加。4月の府知事選に立候補を表明した門ゆうすけさん=京都民医連第二中央病院院長=の勝利を誓い合いました。
 門さんは、京都府内各地で医療関係者や地場産業業者と対話した経験を紹介。「現府政の構造改革路線は、雇用や福祉を崩壊させた」と批判。雇用を守り、まちづくりの中心を担っている中小企業を支援するために中小企業振興基本条例や公契約条例を制定すると訴えました。
 また、地域の医師不足を解消するために、大学病院や医師会、公的病院、私立病院が力を合わせる「オール京都」について、「知事のリーダーシップで実現します。ひと・いのちが大切にされる府政に転換しよう」と呼びかけました。
 記念講演を行ったジャーナリストの伊藤千尋氏は、軍隊をなくすことを憲法に定めたコスタリカが、周辺の紛争を話し合いで仲介して解決したことや国連の平和大学を国内に建設したこと、軍事費を教育費にふりむけたことなどを紹介し、「平和憲法は書くだけでなく、活用してこそ意味がある。日本も在日米軍基地をなくして、憲法9条を活かす政治をするべき」と訴えました。