京田辺市の石井明三市長は、8日の市議会一般質問への答弁で、子どもの医療費助成を来年度から通院は小学3年生まで、入院は中学3年までに拡充する方針を表明しました。
 同市は現在、通院は就学前、入院は小学6年まで医療費が無料(1医療機関につき月額200円の自己負担)になるように助成しています。
 同市の子どもの医療費助成をめぐっては、市民団体が2007年6月、助成拡充を求める要望署名を市長に提出。日本共産党市議団も同年9月、独自に子どもの医療費助成拡充のための条例案を市議会に提案、1年半にわたり市議会で積極的に議論を進め、他会派の議員からも「子どもの医療費助成の拡充は必要」「市民からの要望も強い」などの声があがってきました。
 2009年3月には、市議会として「子どもの医療費助成の拡充を求める決議」を全会一致で可決。その後も、日本共産党市議団は毎議会のように市に対し、「議会決議を受け止め早急に子どもの医療費助成を拡充すべきだ」と求めてきました。(青木綱次郎)