パートネット総会 非正規労働者の賃金や労働条件などの改善をめざす「京都パート・非常勤ネット」は10日、京都市中京区のラボール京都で第5回年次総会を開き、非正規労働者の同一価値労働・同一賃金、均等待遇原則の確立をめざすなどの09年度活動方針を採択しました。
 50人の参加者を前に全労連パート・臨時労組連絡会代表の長岡佳代子氏が非正規労働者の労働条件改善への取り組みなどについて講演しました。
 長岡氏は民主党を中心とする政権が△常用雇用を拡大し、製造業への派遣を原則禁止△中小企業支援、時給1000円の最低賃金△同じ職場で同じ仕事をしている人の待遇を均等にして、仕事と生活の調和をめざしていることに期待を表明。また、全国の企業や病院で働く非正規労働者が労働組合とともに解雇撤回や正社員化を実現させた事例を紹介し、「労働者の要求実現は私たちの運動にかかっている。働きがいのある職場をつくるためにがんばりましょう」と話しました。
 同ネット代表世話人の小寺美智子氏はあいさつで、今回の総選挙は国民が自公政権に退場の審判を下した歴史的な選挙だったとのべ、「民主党などが公約に掲げた最低賃金1000円が争点になったことは、私たちの運動の結果。人間らしく働けるルール確立のためにこれからもがんばろう」と話しました。