石村かず子、山下よしき 衆院選最終盤の27日、伏見区の板橋小学校で日本共産党演説会が開かれ、会場いっぱいの350人が参加。石村かず子3区候補と山下よしき参院議員の力強い訴えに、会場は熱気につつまれました。
 山下議員は、日本共産党の「建設的野党」の積極的な役割と立場について、「日本共産党は新しい政権に対して、“良いことは積極的に協力し、悪いことは国民の防波堤になって反対する”という『建設的野党』という立場は言っているだけでなく、すでに現実政治を動かし頑張っています」と強調しました。
 現実政治を動かしている事例として、先日行われたテレビの党首討論で、日米の核密約問題について、志位和夫委員長が民主党・鳩山氏に核密約での調査、公表の約束をさせたこと、さらに密約について志位氏が「公開、廃棄して非核三原則の持ち込ませず、を実行する非核の日本にすること」を強く要求したのに対し、鳩山氏は持ち込ませないように、オバマ大統領にOKさせるまで頑張る、と約束したことを紹介。「すでに建設的野党としての力を発揮しています」と述べました。
 その上で、山下氏が核廃絶への道を大きく、確実にするために日本共産党に力を貸して欲しいと訴えると、参加者から共感の大きな拍手が起こりました。
 演説会では、派遣切り問題でたたかっている地元伏見の青年・森田健嗣さん、後期高齢者医療制度廃止で奮闘している全京都生活と健康を守る会連絡会の高橋瞬作さん、赤阪仁京都市議が「国民が主人公」の新しい政治をつくろうと呼びかけました。
 最後に石村かず子候補が、地元で起こっている医療や介護問題や派遣切りでの悲惨な実態と共産党の役割や、障害児教育に尽くしてきた経験からバラマキでない憲法25条を生かす本当の子育て支援を実現して「いのちとくらしが守られる社会を」と訴えました。会場からは大きな拍手と声援が送られ、熱気にあふれました。(仲野良典)