西陣織会館で訴えるこくた候補 日本共産党のこくた恵二衆院1区・比例近畿重複候補は21日、京都市上京区の西陣織会館での演説会で、「中小企業の支援のため、勝利を」と訴えました。
 地元西陣織業者など400人を前にこくた氏は、雇用を確保し、地域経済に還元する、優れたモノづくりの技術を持つ中小企業が、銀行からの貸し渋りや大企業による「下請け切り」で廃業・倒産に追い込まれていると告発。「中小企業の役割はヨーロッパでも認められて保護されている。業者が減っているのは日本だけ。中小企業憲章を制定し、支援予算を1兆円増額して支援を強めます」と訴えました。
 また、その財源のために軍事費を削減し、ゆきすぎた大企業・大資産家への減税を正すとのべ、「こうした財政はオバマ米大統領も行っている。中小企業を支援し、雇用を確保、個人消費を温め、地域経済を活性化させる道筋をもっている日本共産党と私を勝たせてください」と訴えました。
 瀬戸恵子衆院比例近畿候補は、「経済的理由で進学をあきらめさせることのないよう、高校の学費を無償化にします。また、大学でも返さなくてよい奨学金をつくります。共産党と一緒に安心して子どもが学べる社会をつくりましょう」と呼びかけました。
 同党の渡辺和俊京都府委員長は、「民主党はマニフェストでかかげる衆院議員の比例定数を削減すると、国会に自民と民主しかいなくなる。国民の大多数の願いである憲法9条守れの声や消費税増税反対の声が国会にとどかなくなる。しかし、小選挙区でこくた候補が勝てば、それができなくなる。こくたさんは自民党候補に激しく迫っています。どうか今度こそ小選挙区で勝たせてください」と訴えました。