帝国データバンク京都支店が6日発表した、6月度の府内企業倒産は51件(負債総額58億3800万円)で、6月集計としては01年度以降で最多の倒産件数でした。
 前月(5月)との比較では、34.2%増加(13件)し、負債総額は157%増加(35億7300万円)しました。
 不況など景気の変動による倒産が全体の86.3%で、資本金1000万円~5000万円未満の中規模法人の倒産が43.1%と目立ちました。
 今後の見通しは、「一部に景気の底打ち感がでている」としながらも、「厳しい受注不振が続く中で調達した資金が徐々に枯渇し、ここに来て行き詰るケースが増えている。秋口に向けて府内の企業倒産は増勢を強める可能性が高い」としています。