不当な免職処分の取り消しを求め、京都市の元教員の男性(36)が大阪高裁で勝利した問題で、京都市教育委員会は11日、判決を不服として上告する方針を決定しました。男性を支援する会や、京都教職員組合、京都市教職員組合は12日、市の上告方針に抗議する「声明」を発表しました。
 「声明」では、大阪高裁判決を「市教委の客観性を欠いた恣意的な評価を厳しく断罪したもの」と評価。「市教委の最高裁への上告に理由はないことは明らか」と批判し、訴訟を長引かせず、元教員の男性を早期に職場復帰させることを求めています。