日本共産党京田辺市議団は15日、市内で議会報告会を開催し約20人が参加しました。同党府会議員団の前窪義由紀、原田完両府議も参加しました。
 増富理津子議員が、京田辺市の3月議会の特徴や予算委員会などでの審議の内容などについて報告。新年度予算で近鉄新田辺駅東口にエレベーター設置が実現したことにも触れ、議会請願や署名運動など3年に及ぶ住民の運動が市政を動かしてきたことなどを詳しくのべました。
 前窪義府議が、府政と府議会での論戦について報告。不況から暮らしを守る府民の運動についてのべ、京建労の組合員の府庁前での座り込みや、京丹後市での子どもの未来を守る運動が府政を動かしてきたことを紹介しました。今回初めて京都府が「府民公募型公共事業」として60億円の予算をつけたことを示し、「身近な信号設置や歩道整備などの安全対策を進める内容で、地元の業者への発注も重視されるため、仕事起こしにもつながる」とのべ、積極的に提案していってほしいと呼びかけました。
 参加者との交流では、「徴税業務の広域化で、身近な相談ができなくなるのでは?」という不安や、京建労からは「仕事がなくて深刻な事態になっている。公共工事の下請けでも代金の未払いが起きているが、訴えると仕事を切られるため泣き寝入りする例もある。みんな会社をつぶすかどうかですごく悩んでおり、この間の取り組みは本当に切実な願いから出ている」などの発言がありました。
 他にも小学校給食の民間委託に反対する運動に取り組む保護者、視覚障害者から移動支援サービスの縮小への不安、内定取り消し問題で同志社大学への申し入れなどの活動が報告されました。(青木綱次郎)