帝国データバンク京都支店が6日発表した、3月度の府内企業倒産は52件(負債総額108億400万円)と、2年1カ月ぶりに50件台となりました。
 業種別では、個人消費の落ち込みから「食品」が14件と最多。「サービス」も11件となるなど、建設業関連だけでなく、幅広い業界で経営破たんが広がっています。また、資本金別でも個人経営が件数・比率とも減少する中、法人が24件(前年同月9件)と増え、不況が規模の大きな企業へも波及しています。
 今後の見通しでは、「製造業の急速な停滞、個人消費の落ち込みなど景況感は過去最悪の状況。景気浮揚のきざしが見えない中、件数の増加に加えて負債規模の拡大の動きも出てくる」としています。