保育への補助金削減や国保料値上げなどの市民負担増を盛り込んだ京都市予算案に抗議し、同市2月議会閉会前日の18日、「京都市に対する3・18緊急抗議行動」(09春の府市民総行動実行委員会、国保を良くする会、福祉要求運動をすすめる京都市実行委員会、自治体要求連絡会らが主催)が取り組まれ、約400人が参加しました。参加者は街頭演説会やデモで、「保育園の補助金削減反対」「子どもの未来を守れ」とアピールしました。
 街頭演説会であいさつした京都総評の梶川憲事務局長は、「雇用や地域経済の危機が進んでいます。暮らしが大変な中、市民の暮らしを守るのが地方自治体の本来の役割。この予算案や『まちづくりプラン』はまじめに働いている人に負担が直撃します。保育園への補助金カットや学童保育利用料値上げなどは許せません」と訴えました。
 劇団「笑の内閣」を主宰する高間響さん(25)は「青少年活動センターの利用料が有料化されようとしています。有料化になると演劇が続けられません。劇団の存亡の危機です。京都市は説明もしてもくれません。一方的にやられては納得できません。予算が通るのを食い止めたい」と述べました。
 日本共産党の井上健二市議、「国保よくする会」の西村英弥代表、中京区の保育園長、学童保育指導員らが京都市への抗議の訴えを行いました。
 街頭演説会後にひきつづき、福祉要求運動をすすめる京都市実行委員会が主催する「怒りのヒューマンチェーン」が行われました。参加者は「怒」「まちづくりプランは撤回」などと書かれたプラカードを持ちながら手をつなぎ、門川市長に抗議する歌「京都の子どもを守りなさい!」をうたいました。