京都で活動する若手演劇人らが京都市の「青少年活動センター」が一部有料化される問題を考えるフォーラムが9日、京都市下京区のひと・まち交流館で開かれ、30人が参加しました。NPO法人京都舞台芸術協会が主催したもので、同会の水沼健理事長と環境共育事務所カラーズの西村仁志代表がパネリストとして有料化反対の意見をのべました。
 水沼氏理事長は「舞台を作りあげるというのは時間がかかるもの。稽古やリハーサルなど無料で利用できる場所が有料になれば、長時間の稽古はできなくなる」と批判。
 西村代表は「青少年活動センターは人生のテーマを探している20代の人らが過ごす居場所のひとつ。無料であることに意味がある」とのべました。
 参加者からは「劇団には自分の生活を維持するのも大変な人もいる。有料化になれば創作意欲がなくなってしまうのではないかと危惧する声が出ている」「舞台に関わる人たちの意見に市は耳を傾けるべき」「稽古場の確保がどれだけ困難か市に訴えていこう」などの意見が出されました。