新日本スポーツ連盟京都ハイクファミリーは19日、ぶらり散策例会『日野薬師さんを訪ねて』を行い32人が参加しました。
 醍醐寺表門前10時集合。心配された雨も何とか夕方までもちそう。表門の右側を通って女人堂に向かいました。以前は自由に通れた境内も今は拝観料を払わなければ通れなくなっていました。
 女人堂を下り、所どころに残っている田んぼ道や旧街道を通って金剛院(一言寺)へ。風は冷たいものの、家々の紅梅、白梅がふくよかな香りを漂わせていて心地よい。かわいいふきのとうも出ています。一言寺は観音坂を登りつめたところにあり、山門横には天然記念物の山桃の木と3000株の紫陽花が植えられています。すぐそばにある平重衡の墓に立ち寄り法界寺(日野薬師)へ。
 拝観料を払って国宝の阿弥陀堂内で住職の説明を聞きました。丈六の国宝阿弥陀如来坐像は平等院鳳凰堂の本尊に最も近い定朝様式の仏像で、穏やかな慈愛に満ちています。光背は透彫りの飛天光、天蓋も当初のままと云われています。じっと眺めていると心が洗われるような優しさにつつまれます。この寺は民族無形文化財登録の裸踊りでも有名です。
 近くの公園で昼食をとり、御蔵山聖天によって13時30分六地蔵駅前で解散しました。(栄)