京都市の「京都水族館(仮称)」整備構想に対する市民意見(13)
京都市が進める「京都水族館(仮称)」整備構想に対する市民意見(249通)を順次紹介します。
◇
「京都水族館(仮称)」整備構想への意見(13)
【30歳代・下京区・女性】私は水族館建設には反対です。
倉庫跡地に何も土地が活用されていないのはもったいないとは思っていましたが、水族館を建設するのは突拍子のない気がします。
子供を連れて来館するのに公共機関を利用するには少し遠いので車でということになるでしょう。そうなると、道路は渋滞し、二酸化炭素を多く排出するでしょう。気温は上昇し、今以上に海の生物が生きにくい世界になってしまうと思います。
そこまでして海の生物を子供達に見せたいでしょうか?
私はいま2才の子供を育てています。いつも梅小路公園で遊んでいます。児童館で会うお友達も近くに自由に遊び回れるスペースを求めて公園にやってきます。
公園ではダンスをしている学生、犬を連れて散歩してるご老人、小さな子を連れた家族、いろんなのんびりした時間を過ごしています。
公園に何もなくてもいいと思います。スペースがあまっているから、京都に水族館がないから、参考の目玉になるから、子供達の教育になるから、どれも嘘っぽい気がします。
どれも梅小路に水族館を建てる理由にはならないと思います。
【30歳代・西京区・男性】京都でも有数の公園に水族館は要りません。
観光事業に力を入れるのはいいかもしれませんが、これを建設して得られる収入ばかりに目を向けるのはどうかと思います。
まず水族館ということでその飼育水をどうする?
車両で運搬することが第一に考えられますがそれから出る排気ガス、燃料の無駄をここにかけてどうするのかと言いたいです。また駐車場へ流れ込む車両による交通渋滞、観光名所に繋がる主要道路(国道1号)に繋がる大宮通、堀川通に影響が出ることも予想されます。
ただでさえ大量の観光バスや他見の車両の排気ガスの排出と京都議定書が目指す結果とは反対の方向に進んでいるのに、これ以上ネックになるものを建設するのは納得いきません。
体験学習といえば何でもできると思ったら大違いで、(観光収入ということを考えているのであれば昭和26年に導入した古都保存協力税を復活させるべき)これ以上の環境の悪化を食い止めるのが今の行政の仕事だと思います。