府立高校、府立障害児学校などを退職した教職員でつくる退職者日本共産党後援会の新春のつどいが28日、ルビノ堀川で行われ、長野県や他県、京都府北部から南部まで多数の教職員退職者らが参加しました。
 開会あいさつで黒住嘉輝会長(元府立高教組委員長)は「昨年暮れの派遣切りや期間雇い止めなどから寮まで追い出すムチャクチャなことを大企業が強行。今の資本主義ではダメなんだと国民の目に映ったのではないか。また、高齢者医療も無料だったものを今は1割負担にし、施設入居者も食費も住居費も負担させ大金を取るなどどんどんと改悪し追い出しにかかっている状況。9月までに必ず行われる総選挙で日本共産党を躍進させなければならない。政治をチェンジさせよう」と訴えました。
 現職後援会の河口隆洋さん(現府立高教組書記長)は、求人取り消しやある府立高校の修学旅行で1クラスで5人もの生徒が経済的理由で参加できない事態、府北部では府立高校の応募定員がまったく足りない深刻な事態を報告しました。また、高校生自らが立ち上がったり、特に若い教職員が組合に加わってきていること、9条の会が多くの府立高の職場で作られていることなどを紹介。参加者からは大きな激励の拍手が起こりました。
 第2部はフルートとマリンバの演奏で活躍中の夫婦が名曲演奏を披露(写真)。また、残虐な国家犯罪であるレッドパージの名誉回復のたたかいを始めた会員らが報告し、総選挙で共産党を大躍進させ政治や社会を変えようと確認しあいました。(仲野良典)