ホームレス支援の炊き出しが12日、京都民医連九条診療所(南区)で行われ約70人が訪れ、温かい食事でひとときの暖をとりました。京都市職員労働組合や京都社会保障推進協議会などが呼びかけたもので、学生や看護師らがボランティアとして手伝いました。
 11時からの予定にもかかわらず、雪が降るなか7時にはホームレスの人たちが集まりだし、ボランティアからのうどんやおにぎりに「ありがとう。体が温まりました」と礼をのべていました。
 59歳の福岡出身の男性は、職を失い15年以上家族と会えず、大阪や京都の工事現場を転々としています。提供された衣服や毛布を手に取り、「冬の寒さはつらい。寝るときに首元が温かいとうれしい。こういうのが増えたら仲間も冬を越せると思う」と提供されたマフラーを紙袋に詰めて帰っていきました。