京都市議会は16日、京都市の「プール制」(民営保育所職員給与等改善制度)を堅持して保育水準の維持を求める決議と、国に対し保育水準の維持を求める意見書を全会一致で可決しました。
 「京都の保育水準の維持拡充を求める京都市への決議」では、京都市に対し、「安心で安定的な京都の誇るべき保育制度を堅持すべき」とし、「本市特有の『プール制』を堅持し、京都の保育水準の維持拡充に努めること」を強く求めています。
 国への「保育制度改革に関する意見書」では、国で検討がすすめられている保育制度改革について、「国が十分な財源補償を行い保育の質を確保する」よう求めるとともに、「直接契約制度及び直接補助制度は導入しないこと」や、「保育所最低基準の見直しは行わないこと」を求めています。