京都弁護士会は12日、都道府県を廃止し、全国を10程度の「道」と「州」に再編しようとする「道州」制のねらいや問題点を学ぶ講演会を京都市中京区の弁護士会館で開催し、市民や弁護士ら50人が参加しました。
 京都大学教授の岡田知弘氏が「道州制で日本の未来はひらけるか」と題して講演。岡田氏は、自民党が次期通常国会に「道州制基本法案」を提案し、2015年から2018年までに導入を図ろうとしているとのべ、「道州制は、究極の構造改革で、戦後憲法で規定された地方自治の空洞化と破壊を進めるもの。改憲とセットでの動きだ。住民の命と暮らしを守る地方自治体、住民自治こそが求められている」と訴えました。(詳細は、「週刊しんぶん京都民報」12月21日付号)