太平洋戦争開始から67周年の8日、京都母親連絡会(中尾牧会長)は、戦時中の赤紙(召集令状)を写したビラを配布し、憲法9条を守る署名を呼びかけました。
 「12・8平和を守る母親全国連鎖行動」に呼応したもので、府内28地域70カ所を超えて取り組まれました。
 京都市下京区の四条河原町交差点では、中尾会長、衣笠洋子事務局長が田母神前空幕長が「日本が侵略国家というのは濡(ぬ)れ衣(ぎぬ)」と発言したことについて、日本の「植民地支配と侵略」に反省を示した村山談話(1995年)にも憲法にも違反するものと批判。「戦争による多くの犠牲者の上に生まれた憲法9条を守って2度と戦争をしない日本をつくりましょう」と訴えました。
 疎開先の空襲で死ぬ目に遭った男性、女子挺身隊として火薬工場で働いた女性(80)らが、「戦争はあかん」と署名していました。