京都総評第68回定期大会が6日、京都市中京区のラボール京都で開かれ、貧困の一掃と格差の是正、働くルールの確立などを柱にした08年度運動方針を採択しました。
 岩橋祐治議長は、福田首相の辞任表明について、「無責任極まりない事態。政府が進めた構造改革が、格差と貧困を広げてきた。解散総選挙で自民党政治に終止符を打とう」と述べました。新たな組合結成が進むなどの労働運動の前進を報告し、「憲法改悪を阻止し、人間らしく働ける職場、社会に変えていこう」と呼びかけました。
 日本共産党のこくた恵二衆院議員・国対委員長が来賓のあいさつで「総選挙では、自民党政治をおおもとから変え、国民が主人公の新しい政治を実現するために奮闘します」と述べました。
 大会方針では、▽最低賃金の引き上げ▽人間らしく働くルールの確立▽憲法闘争の前進・発展▽解散総選挙で労働者・国民の立場に立った政治の実現―などを確認しました。
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 大会で選出された役員は以下の通りです。
 ▽議長=岩橋祐治(再)、▽副議長=奥井正美、小寺美智子、斉藤眞一、佐々木眞成、辻昌秀、馬場隆雄、松本隆浩、山村隆、吉田文子(以上、再)▽事務局長=梶川憲(新)▽事務局次長=稲村守(再)、吉岡勝(新)