やましろ健康医療生活協同組合と21宇治市民ネット共催で、後期高齢者医療制度の廃止を求める学習会が6日、宇治市のあさくら診療所ホールで開かれ、60人が参加しました。
 津田光夫・京都社会保障推進協議会議長(医誠会診療所所長)が、「詰めを間違えないために」と題して報告。「75歳で〝いのち〟を線引きし、差別する制度の根本問題を変えない『見直し』は許されない。衆議院で速やかに審議させ、問題点を国民の前に明らかにし、廃止させることが重要」と指摘しました。
 テレビ・マスコミが首相辞任・後継選び一色となる中、「今問われている政治を選択する中心軸は国民の暮らしにある」と強調。先日開かれた「後期高齢者医療制度廃止をめざしてがんばる議員を支援するトーク集会」で京都選出の4野党議員が一致して廃止を目指すことを確認したことを報告しました。
 参加者の質問にたいして、「運動を高めて、制度の廃止と、今後予定されている、療養病床削減や、介護保険改悪をストップさせることが大切」と答えました。
 参加者からは「廃止まであとひと頑張り」、「衆議院でほんまに審議させなあかん」、「宇治市長が6月議会で『後期高齢者医療制度の野党の廃止法案も与党の見直しも自治体にとっては迷惑』との答弁は、他人事のようで、高齢者の気持ちをまったく分かっていない」との意見が出されました。
 学習会終了後、近鉄大久保駅前で後期高齢者医療制度廃止を求める宣伝を行いました。(竹田健二)