貧困と格差が広がる中、子どもたちに表れている貧困の実態を出し合い、解決の方向について考え合うシンポジウムが22日、京都市左京区の京都教育文化センターで開かれ、220人が参加しました。
 24日まで京都市内で開かれている「みんなで21世紀の未来をひらく教育のつどい」の特別企画として開催されたもので、京都現地実行委員会の主催。
 京都で働く児童福祉施設の職員や医療関係者、教師、少年事件にかかわる弁護士らがシンポジストとして報告し、「保険証がない世帯の子どもが学校の保健室で薬をもらい治そうとする」、「生活保護世帯で貧困の世襲化が起こっている」、「家庭の経済的格差が大学進学率や中退率に表れている」などの実態告発を行いました。
 解決のためには、親の貧困と向き合うこと、多くの人との連帯することの必要性などが強調されました。