G8洞爺湖サミットで気候変動問題について文書が採択された8日、気候ネットワークの浅岡美恵代表は「福田首相は、リーダーシップ発揮に失敗した」とする声明を発表しました。
 声明では、「緊急な対応が必要な気候変動問題に対して、日本の福田首相がどのようなリーダーシップを図るのか注目が集まった」サミットで、温室効果ガス削減の中期目標について採択文書で「先進国の責任として、1990年比25~40%というバリ合意に沿った数値を掲げるべきであった」が、「具体的なレベルを示せず、何も言わなかったに等しい」と厳しく批判。「心から失望している」としています。
 浅岡代表は、京都を拠点に活動する弁護士で、「週刊しんぶん京都民報」6月22日付号で、「温暖化防止に求められるもの 洞爺湖サミットに向けて、日本の役割と責任」と題する論文を寄稿しています。