立命館大学衣笠キャンパス以学館(京都市北区)で3日、産業社会学部学生大会が開催され、常任理事会の退陣を求める「学園再生のための特別決議」を全会一致で採択しました。大会は901人が参加し、成立しました。
 特別決議は、特別転籍問題などで理事会が学生の声を無視し、経営を優先してきたことを批判。学生が「『本当に立命館に来てよかった』と自信を持って言えるような大学、学生の意見をよく汲んで教育を充実させるような大学を望んでいる」として、「もはや学園発展の『阻害物』でしかない常任理事会の退陣」を求めています。
 全体発言では「学生や教職員の声に理事会は聞く耳を持っていない。転籍問題のようなことを起こす理事会には辞めてもらうしかない」との怒りの声があがり、参加者から「いいぞ!」「そうだ!」などの声がかかりました。
 産社自治会の大月功雄委員長は「これまで理事会の良心を信じていたが、もはや学園の阻害物でしかない。退陣を求めていきたい」と決意を語りました。(山手四郎)