27日に閉会した京田辺市の6月議会最終日、NPO法人「一休酬恩会」から提出された「一休寺周辺の景観保存についての請願」を全会一致で採択しました。
 同請願は日本共産党議員団をはじめ市議会の全会派が紹介議員となり、市に対して「一休寺周辺の現在の自然環境、文化的雰囲気を残すことを目的とした保存区域の決定に一日も早く取り組んで頂きたい」と求めています。
 一休寺(酬恩庵)は、アニメで有名な「一休さん」=一休禅師が15世紀に再興し晩年を過ごした名刹で、国の重要文化財指定も受けています。ところが近年、周辺の開発が急速に進みその景観がそこなわれるのではとの危ぐが広がり、NHKでも景観保全が取り上げられるなど、市民の中で関心が高まっています。
      ◇
 またこの日の本会議では、日本共産党議員団が提案した生活保護受給者の通院移送費の削減中止を求める意見書を全会一致で可決。同意見書は、国に対して生活保護受給者が安心して医療が受けられるよう、通院移送費はこれまで通り支給するよう求めています。(青木綱次郎)