ユニ・プロジェクト 働くこと、生きることについて交流しようと22日、右京区役所で青年雇用企画「ユニ・プロジェクト」(実行委員会主催)が行われ、正社員や非正規職員、フリーター、求職中などの青年56人が参加しました。
 事前にとったアンケートをもとに各々の職場での働き方や不満などを交流するグループトークでは、「残業代が出ない」「社会保険に加入していない」「有給が欲しかったら別の会社に行ってくれと言われた」など、深刻な実態が次々と出されました。
 全体のシンポジウムでは、全労連全国一般労働組合京都地本書記長の山縣哲也さん、弁護士の古川拓さんを招き、現場で働く青年も交えて討論。山縣さんは食品スーパー「フレスコ」で労働組合を結成し、たたかう青年の例をあげながら、「仲間と励まし合いながら力を合わせてたたかうことが大切だ」と訴え、古川さんは「辞めてから裁判を起こすよりも、今この働き方をなんとか改善しようと立ちあがってほしい」と、働きながらたたかうことを強調しました。(塚田 愛)