京都総評や府内の市民団体らは13日、京都市内で最低賃金の引き上げと後期高齢者医療制度の廃止を求める街頭宣伝とデモを行い、約100人が参加しました。
 京都市下京区の四条烏丸では、参加者が「最低賃金は時給1000円以上に」「後期高齢者医療制度は廃止に」と書かれたプラカードなどを持ってアピール。京都総評の岩橋祐治議長は「年金から保険料を天引きし、75歳以上の人の生活を破壊する後期高齢者医療制度。もう廃止するしかありません。またパート、アルバイトの賃金が安く、希望の持てない社会です。同一賃金、同一労働にし、時給1000円以上の最低賃金を実現しましょう」と訴えました。
 年金者組合は「沖縄県議選で与党は過半数割れし、後期高齢者医療制度は廃止する世論が高まっています」、「最賃生活」をしている青年は、「時給700円の最低賃金では生活できません。切り干し大根だけで過ごすなど、食費を切り詰めなければやりくりできません。最低賃金を1000円以上に引き上げさせましょう」と呼びかけました。
 宣伝の後、京都市中京区の御射山公園から四条河原町を経て、河原町御池交差点までデモ行進しました。