6日に開会した京田辺市の6月議会に、NPO法人「一休酬恩会」が宅地開発が進む一休寺周辺の裏山を保存区域として指定するよう求める請願を提出しました。
 請願は、一休寺裏山はまちなかにあって原生林の風情を残した誠に得難い自然環境を残しており、自然にとけ込んだ多くの建物郡は歴史的にも、文化財的にも価値のある文化遺産であり、市民の財産であると指摘。
 景観保存は一寺院の問題ではなく、まちづくりのポリシーにかかわるテーマであるとし、市に対し、自然環境、文化的雰囲気を残すことを目的とした保存区域の決定に1日も早く取り組むよう要望しています。
 請願には、日本共産党京田辺市議団(塩貝建夫団長、4人)をはじめ市議会の全会派が紹介議員となっています。
 同「会」は、この間、同寺周辺の景観保存を求める要望署名運動を展開。京田辺市長と市議会議長に対し、署名1万4000人分を提出しています。(青木綱次郎)