後期高齢者医療制度で保険料が5・3倍に。23日、「後期高齢者医療廃止!京都連絡会」結成後の交流集会で、同制度によって急激な負担増に襲われた男性(80)が怒りの告発を行いました。
 男性は高齢ながら現在も働いていて、3月までは社会保険に加入していました。妻(74)と障害の子どもは男性の扶養となっていて、保険料は月額7300円でした。
 ところが4月から後期高齢者医療制度に強制的に加入させられたため、保険料は月額約3万円。しかも、今まで扶養家族で保険料負担のなかった妻と子どもはそれぞれ「自立」させられ、国保に加入することになり、2人合わせて月額約9300円の保険料がかかることになりました。3人合計は5倍以上の負担増となります。
 男性は、「病気のある妻、作業所で月の収入が7000円の子どもにも保険料がかかるようになった。こんな年寄りを足蹴にするような制度は廃止しかない」と訴えています。