京都総評は19日、賃金の底上げと労働条件の改善、貧困の一掃と格差是正をめざして「08春闘勝利! 貧困と格差をなくす 京都労働者決起集会」を京都市中京区のラボール京都で開きました。
 250人の参加者を前に岩橋祐治京都総評議長は、「08年春闘の焦点は、貧困と格差、ワーキングプアをなくすこと。そのためにも最低賃金の大幅引き上げと労働者派遣法の抜本改正を求めがんばりましょう」と訴えました。また、最低賃金と生活保護基準を比較して京都では最低でも260円の最賃が必要だと試算した京都総評作成のリーフの活用を呼びかけました。
 全労連副議長の大木寿・同賃金委員会委員長が特別報告を行い、京都総評が行った京都の最低生計費試算が全国の最賃引き上げ運動に大きな役割を果たしていることを紹介。民間・公務の職場で非正規雇用の時給引き上げや正社員化が広がるなど、運動と世論が政治を動かす情勢にあることを強調して、「職場、地域からみんなで力を合わせて“貧困なくせ”の運動を大きくしよう」と話しました。